15-1-22

【KANO】1/24、日本全国上映。その前に見ておきたい4つの動画。

 いよいよ今週末(1月24日(土))、映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』が、日本全国上映になります。中華圏エンタメファンとしても注目していきたい映画ですが、初回舞台挨拶は東京新宿だけだしなぁ...。と思っているみなさんには、ぜひ昨年3月大阪で開催された「Asian Star Festival」レッドカーペットイベントや「大阪アジアン映画祭」舞台挨拶をどうぞ。

 出演者・監督・プロデューサーの声に耳を傾けてみてください。
 映画を観る前の予習です。

 そして、映画を観終わったら、終映後のお見送りも。

 そうそう。音楽の話題をするブログですので、その辺も。

 (既にtwitterでもつぶやいたのですが)最近、映画のプロモーションが活発なせいか、主題歌「勇者的浪漫」がFMも流れているんです・ですが、よくよく聴いてみると、中孝介とRakeだけの日本語版だったりするんですよね。范逸臣、舒米恩、羅美玲も参加しているバージョンじゃないと、なんかヤなんです。映画の趣旨に合ってないというか。
 「蛮人は足が速い、漢人は打撃が強い、日本人は守備に長けている。こんな理想的なチームはどこにもない。」、近藤兵太郎のこの一言に、この映画の意味は集約されているし、それに合った主題歌として「勇者的浪漫」を紹介してほしい。Chinese popsを聴くみなさんには、ぜひフルメンバーで歌う「勇者的浪漫」を聴いてほしい。そう思います。(映画配給側のオトナの都合はさておき、ということで。)

 以上、4つの動画を観て、ぜひ上映館で『KANO』をお楽しみください。

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14-3-15

【大阪アジアン映画祭】トークイベント「台湾映画の今昔を語る」

 第9回大阪アジアン映画祭もいよいよ終盤。
 今回は「台湾:電影ルネッサンス2014」と題して、台湾映画が多く上映された回でした。それを取りまとめるような形で、トークイベント「台湾映画の今昔を語る」が、ABCホールからほど近い、堂島リバーフォーラムにあるボガーツカフェで開催されました。

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 司会に上野昂志氏(映画評論家・批評家)、登壇者として、今回の上映作から、唐振瑜ピーター・タン監督(『戦酒』)、北村豊晴監督と蕭力修シャオ・リーショウ監督(ともに『おばあちゃんの夢中恋人』共同監督)の3名が並び、それぞれの作品を織り込みながら、台湾の映画界がたどってきた経過を語っていきました。

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 ベテランとして台湾映画に関わってきた唐監督からは、台湾映画が『海角七号』から息を吹き返し、ニューウェーブのいい作品が出ていることを受けて、「台湾映画に未来はある」という一方で、政府の補助金の必要性や、大規模映画だけになってはならないという懸念が示されました。

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 質疑応答も活発に行われ、台湾映画についての話題で盛り上がりました。

 中には台湾映画と音楽に関する質疑もあり、北村監督から「台湾では、日本ほど音楽タイアップ等のつながりがない」「サントラ盤は日本市場より少ない」「将来は映画と一緒にやりたい事例は増えるだろう(『KANO』の主題歌に関するSONYを例として)」と発言があり、唐監督から補足として「初期にはレコード会社が金を出していたが、現在は150万台湾ドル規模で、映画側が金を出すようになってきた。」との発言がありました。

 最後に、大阪アジアン映画祭事務局長の景山理さんが、『おばあちゃんの夢中恋人』をはじめとする多くの作品が完売になり観られない方が出たこと、その人達に観てもらう(=日本公開する)ために、Twitterでつぶやく等の情報発信をしてもらうことが力になることを語っていました。
 
 ぜひみなさんにも、情報発信に関して、ご協力いただければと思います。

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14-3-14

【一分間だけ】僕は、女心が分からないので。

 『一分間だけ』(只要一分鐘)のワールドプレミア上映。
 競争率の高いチケットを、追加分で確保させていただきました。が。
 (詳細を書くとネタバレになるので注意しますけど…。)

 張鈞甯演じる主人公が、事あるごとに「你愛我嗎?」(私のこと愛してる?)ばっかり繰り返される&誰にでも言われる(犬にまで言う)と、「ええいっ、愛してるけど、愛してへんわっ!!」とキレてしまいそう。どんだけ愛されたいねんっ!!

 あ...だから、僕は女心が分からないって言われるのか。(納得。)
 ちょっと修行してきますわ。お恥ずかしい。
 映画の方は、女性、もしくは女心が分かる方で御覧になることをお勧めします。

 今回は、何潤東について多くの写真を撮っておられますし、Chinese popsが絡まないこともあって、舞台挨拶の音声ファイルのみ持ち帰ってきました。気分だけでも「Taiwan Night」になっていただければと思います。

「Taiwan Night」挨拶:
 ◎古川裕 大阪大学大学院言語文化研究科 教授
 ◎徐瑞湖 台北駐日経済文化代表処 副代表
 ◎齊柏林 監督(『上から見る台湾』)

映画『一分間だけ』挨拶:
 ◎吉田正大 エグゼクティブプロデューサー
 ◎李崗 プロデューサー
 ◎陳慧翎 監督
 ◎何潤東 氏
 ◎張鈞甯 氏
 ◎池端レイナ 氏

◎終映後挨拶:何潤東 氏

【独り言】マリクレのプロデューサーの試練も愛。広告部のベンツ兄ちゃんの下心やラストの荒い運転も愛。そこを描ききれていないから、なんとなく消化不良なんですよ。

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14-3-13

【おばあちゃんの夢中恋人】30回笑って、3回泣く映画。

 古き良き映画の時代、知っていますか?

 1960年代の北投が「台湾のハリウッド」と呼ばれていたことも、台湾語映画が全盛期を迎えていたことも、僕は知りませんでした。日本映画の古き良き時代があったように、台湾の台湾語映画の古き良き時代があるのだな。そう推測しながらの『おばあちゃんの夢中恋人 -Forever Love- (阿嬤的夢中情人)』鑑賞スタートでした。

 この映画の共同監督である北村豊晴監督は長澤まさみ主演の台湾ドラマ『ショコラ』も撮った人物。長澤まさみといい、(本作の主演女優の)安心亞といい...「健康的なお色気」というのを大事にしているような気がします。僕は貧乳派 ※ だけど、そんな気がするのです。彼女達のチャーミングさを、そういう表現で支えているような作風を感じます。安心亞については「巨乳」「台湾ヲタクの女神様」とばかり言われて、そっち方向にばかり注目が集まるのは仕方ないのかなと思っていましたが、それを踏まえてのなかなかの主演女優ぶり。本作がプラスになっていることを感じさせます。

 ※個人の感想です。

 そして、それを受けるのが、(『ショコラ』も『おばあちゃんの~』も)藍正龍。三枚目もできるオトコマエ、という意味では、今後も北村作品のキーパーソンになる俳優ではないでしょうか。

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 音楽的には、自由發揮feat.恆春兮が歌う主題歌「打電影」が第50回金馬獎のノミネート(最佳原創電影歌曲)を受けていましたが、それよりは安心亞が後半で歌う挿入歌「思慕的人」の方がこの映画を代表する歌のように感じられるのは、僕が音楽寄りの人間だからでしょうか...あ、男だからです、たぶん。

 本作の中には洋画(例えば『E.T.』とか)のパロディ等も散りばめられていて、BGMに「Mr.Moonright」を入れたらどうなるかなとも思いましたが、まぁ、これはある意味誰もが考えることで割とチンプな発想ですね。(僕が中高生の頃、大森一樹監督に影響されていたこともあるんでしょう。)

 北村監督が質疑応答で「30回笑わせて、3回泣かせるのが理想」と言っていました。
 この映画はそういう映画です。
 最後には、ああ、こういうことなんだなということで二度泣きします。

 そうそう、あまり映画祭関連のtweetでは話題には出てきませんでしたが、関西人のみなさんはお分かりになりました?孫娘役に李亦捷が出ていたことを。MBS毎日放送「ロケみつ」で、台湾人ブロク旅をやっていた女の子です。しっかり女優として頑張っています。元気そうでなにより。

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14-3-11

【上から見る台湾】美しいだけではない、厳しさに向き合う覚悟が要る映像。

 『看見台灣』(上から見る台湾)については、「美しい台湾の自然を上空から撮影した映画」という情報だけで観ることになったので、正直なところ、これだけ環境や国土について考えさせられる、ある意味、観るための覚悟をもっていなければならない映画だったことに気付くのに時間がかかりました。
 台湾での大ヒット上映は、そうした問題提起を真摯に受け止めようとする台湾社会の成熟が徐々に進んでいる兆候を示しているのかもしれませんが、映像は、その成熟の進行を待つことを知らない非情さもまた映し出しています。

 今回来阪された齊柏林監督のスピーチ・質疑応答、冒頭は、3度目の3月11日であることから、東日本大震災被災者への哀悼の意を示すところから始まりました。もちろん、この作品と質疑応答をこの日に設定した主催者側の意向も理解されておられるのだと思います。
 映像を通しての環境破壊の問題などについてのスピーチはぜひYouTubeの動画で直接お聴きいただければと思います。このような質疑応答は、台湾では300回以上を数えるということなのですが、ぜひ日本のみなさんにも聴いていただければと思います。まだ日本にはその声が届いていないわけで。

 終盤に出てくる、玉山の頂上で歌う原住民の少年達の歌声(次動画参照「kipahpah ima/拍手歌」)は、台湾の未来や希望を託す意味合いもあるのでしょう。今回の音楽を担当した何國杰(リッキー・ホー)は、映画『セデック・バレ』も以前担当したことがある人物。こうした選曲にも強いメッセージが読み取れます。

 もう一度言います。「美しい」だけの映画ではありません。伝えようとするメッセージの厳しさに向き合う気持ちを、ほんのちょっとでも持ってから観ていただきたい映画です。

 (加筆:大阪大学外国語学部のみなさんが字幕翻訳を担当していました。お疲れさま!!)

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14-3-9

【甘い殺意】冴えないアラフォー独身刑事の蘇有朋に注目せよ!!主題歌までツボ。

 次は『甘い殺意』(甜蜜殺機)です。
 林依晨主演と聞いて、彼女の可愛さだけの映画じゃないの?と見くびっていたのですが、アジア映画に詳しいアジアンパラダイスのEさんから「面白いよ」と勧めていただいたので、ひとまず観ることに。

 林依晨、カワイイ(*´∀`)
 正義感だけが強い警察署長のお嬢様刑事、お似合い。

 ただ、それ以上にみなさんに強く推したいのが、蘇有朋!!
 臆病で冴えないアラフォー独身刑事ぶりが思いっきりツボ。
 主題歌「老天有眼」までツボ。

 「へいへいー、へいへ、へいへいー♪」て...。
 甘いアイドルソングを歌っていた蘇有朋の歌とは思えない!!
 馬念先が編曲している、レトロディスコ調の歌がコミカルなんです。
 ※馬念先も刑事課の係長役で登場。
 サスペンスのはずなのに、死者が出ても悲壮感が...ない(^_^;)

 連奕琦監督は、終映後の質疑応答で、まだ台湾で定着・成熟していないサスペンス映画へのチャレンジに意欲をみせているのですが、今回の主題歌がサスペンスドラマの悲壮感を打ち消していることによって、カジュアルに楽しめるエンターテイメント娯楽作品として、垣根を低くしているのではないかというのが個人的な感想。こうしてサスペンスへの裾野を広げられれば、監督の作戦は成功したと言えるのかもしれません。

 蘇有朋と林依晨の組み合わせも台湾では好評のようで、監督は続編について匂わせていました。もし実現するのならぜひ観たいっ!!

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14-3-8

【KANO】大阪、上陸!!

 3月7日、「第9回 大阪アジアン映画祭」が開幕しました。
 オープニング上映は、台湾映画『KANO』。台湾では2月末から上映され、大ヒットを続けている作品です。戦前、日本人・漢人・原住民で構成された台湾の嘉義農林が、甲子園で準優勝するまでを描いた野球ドラマ。大阪での前評判も高く、大阪アジアン映画祭の前売も即日完売するほどです。

 一応、関連するChinese popsの話題も。
 この作品の主題歌「勇者的浪漫」も、中孝介、Rake、范逸臣、舒米恩、羅美玲らの、SONY系の日台混成チームで歌われています。歌詞の内容も、映画のシーンを想起させるキーワードが散りばめられていて、ああ、あのシーンのことを言いたいんだなと、後で気付くわけですが。

 上映前の挨拶では、魏德聖・エグゼクティブプロデューサーをはじめとする『KANO』メンバーだけではなく、日本語箇所のリライトを担当した映画監督の林海象氏も登壇。

 3時間の長編を終えて、スタンディングオベーション。
 観客の満足度も相当高いことが伝わってきます。
 終映後、『KANO』メンバー総出でのお見送り(!)まで。
 ※バーチャルな握手気分で、雰囲気を感じてください(^_^)


 映画上映に先立って、大阪観光局主催のレッドカーペットイベント「アジアンスターフェスティバル」がJR大阪駅「時空の広場」で開催され、『KANO』メンバーも出演しました。当日の大阪は寒気が入り込んでかなり冷え込んでいたのですが(主演の永瀬正敏さんもそのことに触れ、台湾から来たメンバーを気遣っていましたが)、映画への高い関心度が熱気に変わるような熱い眼差しが観客席から注がれていました。

 その他、同映画の顧問である王貞治氏をはじめとするゲストも。
 大阪と台湾とを結ぶ光景が随所に見受けられました。
 4月に行われる、大阪国際音楽フェスティバル2014「ASIAN STARS SUPER LIVE」開催もありますし、いよいよ大阪での中華系エンターテイメントの動きが加速している手応えを感じます。


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12-9-18

【映画】『あの頃、君を追いかけた』は、陳妍希(ミシェル・チェン)の魅力を堪能することが最重要だと決定しました。(勝手に。)

同じく、アジアフォーカス福岡映画祭で観た映画の一本が『あの頃、君を追いかけた』。
あまり得意ではない「リズ系」映画なので、あまり期待せずにいたのです。
ちなみに、映画祭からのyoutube提供動画はこんな感じ。

ドタバタ青春ラブコメディでしょ、とたかをくくってました。
すんません。最後には滂沱の涙。

主題歌の「那些年」がかかると、ここまで感動が変わるものなのか、と!!

金曲奨でこの曲を胡夏が歌っていたのはネット中継で聴いているはずなのに、ここまで感動的で泣かせるなんてどういうことなんだ、なんでこんな感動で泣いてしまう映画なのにCD買ってなかったんだ、なんという不覚なんだ、ごめんよ胡夏…と思いながら、ふと気付くのです。

 これは、主人公の陳妍希(ミシェル・チェン)が激烈にカワイイからだ。

なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだろう!!
このことを、アジア映画にお詳しいS氏と会場でお会いしたので熱弁すると、冷静に分析していただき、「程よくリズ系でないテイストを醸し出す作風だったので、僕の感覚に適合したのではないか。」「陳妍希があれほどカワイイのは映画マジック。(確かに本人もカワイイんだけど)撮り方やメイクがいい。」という結論に達しました。勝手に。

まぁ…陳妍希に関しては、2011年の大阪アジアン映画祭で上映されていた台湾映画『聴説』でも同じ反応を示していたので、ただ単に彼女が(女優として)好きだということだけなんですけどね。すんません、それだけです。

いや、それだけじゃなくて。
胡夏のアルバム、買います。近日中に。
いや~、きちんと聴き込んでない自分が恥ずかしい。

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【映画】『天龍一座がゆく』は女性が主人公の映画だから、女性歌手の曲をかける。

アジアフォーカス福岡映画祭で、『天龍一座がゆく』を観てきました。
評判が高いのは知っていたのですが、これがオモロイ!!
台湾オペラの一座で起こるドタバタを描いた映画なんですが…。

かかるBGMはそのほとんどがChinese pops。しかも女性の曲ばかり。
時代もバラバラ。
しかも最後はロック!!
阿密特(張恵妹)の「好膽你就來」!!
むっちゃローカルネタ(失礼)なのにユニバーサル映画だし、ユニバーサルの音源を無理矢理押し付けられているの?(さらに失礼)なんでか分からん…というちょっとした違和感があったので、質疑応答の際にワン・ユィリン監督に伺ってみました。(ワン監督はサングラスかけている人です。)

Sany0114

監督曰く、この映画は女性を主人公にした映画で、男声はあくまでだらしなかったり優柔不断だったりの脇役。その点を意識して、描写したい女性の登場人物の心情を反映するためにChinese popsの女性歌手のものばかりを選曲したとのことでした。なるほど。

時代の流れか、徐々に減ってきている台湾オペラ。
でも、こんな舞台裏を観てしまったら…このオモシロさははまりますねぇ。

Sany0128

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12-3-15

【大阪アジアン映画祭】『父の子守歌』を観てきました。

 第7回大阪アジアン映画祭『父の子守歌』(原題:手機裡的眼淚)をABCホールで。

 10日に記者会見があり、監督・プロデューサー・出演者のみなさんのお話も伺ったのですが、11日の世界初上映には東京(Asia Music Connection)に行くことになっていたので今日の回になったのです。この映画の内容が東日本大震災に絡む台湾映画だっただけに、11日に観ておくべきだった映画だったなと、少しだけ後悔。張世儫監督、范健祐プロデューサーの質疑応答も興味深い内容でした。

 先述の通り、東日本大震災がこの筋書きに絡んでくることもあって、日本人の配役として蔭山征彦さんと西田絵里奈さんが出演しています。いつもは音楽や娯楽番組について触れることばかりのこのブログですが、こうして、映画・演劇の分野でも日本と台湾をつなぐ人材が数多く活躍して、こうしたテーマでの映画に参画しているんだなと思うと、この映画の観方がちょっと身近になったような気がします。

※この映画については、後日ブログ「台湾影視研究所」で詳細に紹介される…と思います、たぶん。

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(2012年3月15日 ABCホールにて)

(追記)
・張世儫監督のtwitter IDで拙ブログが紹介されました。
・「手機裡的眼淚」Facebookページで拙ブログが紹介されました。

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