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16-11-8

【Peach】上海→関空欠航で、約2万円損をした僕の話を聞いてくれないか。

Peachが関空-上海浦東間に就航した。同社初の中国就航だ。
新しいもの好きな僕は、冷やかしと話題作りを兼ねて就航直後の週末旅へ。
キャンペーン価格で同路線のチケットを買った。
往復諸経費1万円。気軽な旅だと思っていた。
上海では、中国でのコンサートチケットを購入するため銀行口座を開設したり、ちょっとした観光をした。

11月6日(日)未明、僕は帰国便を待っていた。
上海浦東6:05発の予定。
2時間前の4:00頃、受付カウンターで待っていたのは「欠航」という二文字だった。

■11月6日午前4時、上海浦東空港で起きたこと。■

原因は「濃霧」。Peachの機体は着陸できずに引き返したらしい。
ただ、欠航になったのはPeachだけ。
同じLCCである春秋航空はもちろん、各社とも欠航する様子はない。
日本行きで、赤い「Cancel 取消」のマークはPeachだけ。
なんて日だ。

渡されたものは、A4の払い戻しの説明書き1枚のみ。
Peachの自社振替便については何も書かれていない。
おそらく翌日便もほぼ満席で、対処できないので書かなかったのだろう。
ちなみに、土日、Peachのカスタマーセンターは休んでいる。
堂々たる顧客対応拒否。

「LCCの欠航時は自己解決・自己負担」
そう約款に書かれている以上、地元の委託地上職員に噛みつく時間さえもったいない。
ため息をつきたくなるが、なにはともあれ、早急に帰国便の確保が必要だ。
他社便の空席も、Peachからあぶれた乗客百数十人での争奪戦だからだ。
明日、月曜日には仕事がある。帰国せねば。

スマホで帰国便を検索する。
出発便の電光掲示板を参照する。
午前便では、南方航空、吉祥航空、春秋航空が候補になりそうだった。
JAL/ANAの日系は値段が高いし、韓国仁川や台湾桃園経由便は時間がかかりすぎる。
濃霧のような気象条件では、地元中国系の方が一日の長があるはずだ。
ただ、春秋航空は満席で座席は確保できなかった。
吉祥航空は会員登録が必要でやや煩雑。
南方航空に絞って、取扱いのある旅行代理店で予約を入れた。
諸経費含め18,000円程度。
トランスアジア航空なら関空~桃園を往復できる金額。
痛くないと言えば嘘になるが、背に腹は代えられない。
躊躇はしつつも、予約ボタンを押す。

一作業を終えて、カウンターをもう一度見る。
日本人乗客であろう複数組が対処できずに戸惑っている。
異国の地で、何の情報もなく放り出されれば対処に困るのも無理はない。
気軽な旅だと宣伝して回ったPeachだからこそ、予備知識を持ち合わせていない乗客も多い。
Peachはモデルを雇い、上海ディズニーに行かせてイメージ戦略を打っていたほどだ。

ひとまず、子連れで疲労困憊気味の一組に声をかける。
僕がした手順を、家族の父親に教える。
その様子を聞き、同じようにスマホを取り出し調べはじめる人達が出てくる。
個別に問題があれば質問に応えた。
モバイルwifiを持っている人達は比較的スムーズにいった。
そうでない人は日本の携帯大手三社の国際ローミングで対応、30MB制限内でいけるか?
空港wifiは中国の携帯番号がないと認証できないので、便宜を図る。
質問してくる人が少しずつ増えてくる。
トイレに行けないし喉も乾くが、切迫した雰囲気には応えたい。
結局、1時間半、現場で説明ばかりしていた。

午前9時過ぎ、遅延したものの、中国南方航空は飛んだ。
機内で数人の日本人乗客と再会し、礼を言われ、恐縮。
でも、他の人達は大丈夫だったのだろうか。
確認する術はもうない。
後味の悪さが残る。後ろ髪をひかれる思いもあった。
本来であれば、一乗客の僕が考えることではないとはいえ。

とにかく、ようやく寝られる。
簡素な機内食と水を少し口にして、綿のように眠る。
関空まではあっという間の2時間だ。

ちなみに翌日、Peachは2日連続で欠航したらしい。
自社振替便が仮に取れていたとしても無駄だったのだ。
月曜日の欠航で、説明に奔走したお節介な日本人はいたんだろうか。

■今回の件が起きた、いくつかの条件■

1.上海の秋季・冬季は、PM2.5に起因する濃霧・スモッグが発生しやすい。
 上海浦東は地形上、霧が発生しやすいとのこと。上海だけでなく、中国沿岸部の各都市へは、台風時期と併せて気をつける必要がある。

2.金盾により、日本人乗客は(何らかの対策をしない限り)ネット接続に制限がある。
 中国には「金盾」というネット接続制限がある。例えばTwitter、Facebook、LINE、Gmail等が接続できないため、日本との連絡に不便を強いられる。制限なく使えるモバイルwifiや、香港経由で接続するSIMを利用するのが簡便だ。

3.上海浦東空港のwifiは、中国の携帯番号による認証手続きがないと接続できない。
 日本でモバイルwifiをレンタルしたり、日本の携帯大手三社の国際ローミングをしようすれば問題は解決できるが、高コスト・小容量であるのが欠点。僕は中国と香港のデュアルナンバーのSIMカードを利用していたので、空港wifiを利用した。

4.Peach以外の航空各社は、欠航しなかった。
 上海浦東空港での離発着は就航直後の航空会社の習熟度は低い。今回のPeachは「濃霧で着陸できない」という理由なので、計器着陸装置(ILS)を使用しなかった可能性がある。通常価格で比較すれば、中国系航空会社と同レベルとなる場合もある。
 安くて飛ばない日系LCCと、安くて飛ぶ中国系レガシー。どちらを選ぶか。

■結論:Peach上海浦東→関空便を、僕は選ばない。■

当面、僕はPeach上海浦東→関空便は選ばないだろう。
Peachの欠航で、約2万円余計に払う羽目になった者の結論である。
僕の手元には、キャンペーン価格分のごくわずかな金額だけが、後日払い戻されるだけだ。

こんな僕を見て、それでもあなたはPeachを選ぶだろうか。

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