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14-8-19

【TAIWANDERFUL】台湾政府の本気度が感じられることについて

 8月15日、東京・恵比寿にあるライブハウス「恵比寿リキッドルーム」で台湾音楽・文化紹介イベント「TAIWANDERFUL 台ワンダフル」が開催された。当日行われたライブを中心に報告したい。(映画・観光・グッズ・グルメ・ゆるキャラ等の各分野については、それぞれに詳しいブログを参照していただきたい。)

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 まず、今回のイベントにおいて目につくのは、台湾政府の本気度、である。

 今回の主催は、当初、「衝組創玩有限公司」によるものと発表されていた。それが「台湾文化部影視及流行音樂産業局」と、途中から台湾政府が全面に出る形での表記に変更されている。つまり、看板そのものから台湾におけるポップカルチャーの振興を意図する形に進展したと言えるだろう。

 イベントに先立ち、出演する4バンド(CHTHONICOUSTIC、宇宙人、阿飛西雅、濁水渓公社)やOPENちゃん、タイワンダー☆による記者会見が開かれた。

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 冒頭に挨拶に立った朱文清氏(台北駐日経済文化代表処顧問 兼 台北文化センター長)は、(1)台湾の流行音楽の位置付けについて、中国大陸、香港、シンガポール、マレーシア等の華人社会で歓迎されており、金曲奨についても多くの報道機関から注目されているということ、(2)台湾文化部(日本の文部科学省にあたる部門)においては、華人社会だけでなく、全世界の音楽市場を対象に、欧米や日本の音楽イベントに参加していく方針であること、に言及し、今夏のサマーソニックに(先述4バンドに五月天とMP魔幻力量を加えた)台湾の6バンドが参加することに触れた。

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 また、同イベントの委員長であり、閃靈のボーカルでもある林昶佐(フレディ・リム)氏は、台湾と日本の関係は歴史的にも密接であることに触れつつも、音楽に関しては、台湾人は日本のポップスを知っているが、日本人は台湾のポップスをあまり知らない一方的なものであることに言及し、同イベントをきっかけに、多くの日本人に台湾の音楽を知ってもらいたいと述べた。

 朱処長の挨拶にもあったとおり、台湾政府関係者が、ここまで具体的に台湾の音楽シーンの展開を中心に語ることはこれまでになかったことであり、これからの関与やバックアップを予感させる。以前開催された、魏如萱の東日本大震災チャリティライブに続き、こうしたイベントが開催され、しかも今回は約1,000人が集まる※という盛り上がりをみせたことは、次の展開を予感させるのに十分な結果となった。関係者からも今回の成功を喜ぶ声が挙がっている。この流れを受け、ぜひ次年度以降にもつなげてほしいものである。

※台北駐日経済文化代表処ホームページ発表による。

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